サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

越後『学び合い』の会 終了

 本日、第13回越後『学び合い』の会が無事に終了しました。

 登壇してくださった皆様、参加してくださった皆様本当にありがとうございました。

 自分は渉外係として分科会に登壇してくださる方と打ち合わせを何度かしてきました。渉外を通して、人とのつながりの大切さを改めて認識させて頂きました。偶然のつながりが非常に重要で、増田直紀さんがおしゃっていたような弱い紐帯が自分を助けていることも実感しました。 

 僕が登壇をお願いした松本大地さんは企業経験が多くある方で、企業目線から学校にどう落とし込んでいくを教えてくださいました。企業でも学校でもICTを取り入れる際、重要なのがhowではなく、whyであるということが分かりました。まずは目指すべきものをしっかりと考えることが大切だと再認識させて頂きました。打ち合わせなどをさせて頂いた中で一番学べたのは自分だと思いました。貴重な経験ができたと思っています。

 

 分科会②では小林大介先生のお話を聞きました。自分が心に残ったのが、社会→学校ではなく学校→社会への価値観の転換も大切であるということです。社会への接続の為に学校はあるという考え(英語やICT)は多くありますが、学校から社会が学ぶことのイメージがあまりありません。学校は何度でも失敗出来て、何度でもチャレンジできる、そういった考えを社会も取り入れることが大切だということが心に響きました。

 

増田直紀さんの講演では、やはり弱い紐帯が自らを救うことが多くあるということ。その為には自分の中の良いコミュニティだけにいるのではなく、自分とは異質なコミュニティ、人と関わることが大切だと学びました。しかし、つながりを広げるにもコストがかかります。人間は1日24時間しかありません。自分の出来る範囲で、つながりを広げることが大事だと教えて頂きました。将来、子どもたちにも増田さんのお話を使って、自分のつながりを広げる事、つながることは得であるということを伝えていきたいと思っています。

 

 西川先生のお話は増田さんのお話しととてもつながっているところが多かったです。非正規雇用で苦しむ子どもたちを減らしていくには、人とのつながりで雇用と顧客を生み出すことが大切です。その為には異質な人たちが集まる学校という場所でのつながりがとてもキーになってきます。

 自分たち一般の教師ができることは、『学び合い』を周りに広めていくこと。西川先生のお話しではもう少しだけ広めていく必要がある。でもあともう少しだけでいいんだと、勇気を貰えた気がします。このようにSNSで『学び合い』に関する情報を広めていく。自分が出来る範囲の『学び合い』の会を作り広めていく。それは結局自分たちの得にもつながっていくと思いました。

 

 今回の越後『学び合い』の会では、学校・社会・地域・世界から『学び合い』そして人とのつながりを学べたと思います。非常に濃密な1日でした。運営として関わるのはこれで最後ですが、来年も顔を出したいと思います。

 皆さん本当にありがとうございました。