サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

大切なこと

 私は部活で部長を務めていますが一つ大切にしていることがあります。それは、部活内に上下関係を絶対に作らないことです。そもそも人間に上か下かなんてありません。

 組織に上下関係が出来てしまう原因は、年齢、上手い下手、肩書、容姿などが挙げられます。

 日本の部活において年齢で上下関係が厳しいことはよくあります。自分もその上下関係の中で生きてきました。でも、私はたった1年や2年生まれた時期が早いだけで上か下が決まるのは不自然すぎると思っています。小学校6年生の時は偉そうにしてるけど中学に行ったらいきなりカーストの一番下になる。中学3年生で偉そうにしてたら高校に入った途端また一番下になる。大学でも社会に出ても同じです。何回も同じことをしたりされたりして苦しいはずなのに一番上の時は気持ちがいいからしてしまうのかもしれません。

 上手い下手、できるできないで組織内のカーストを暗に決めてしまっていることも現実として多くの部活にあると思います。私たちの部活は大学から始める人が多く、1年生はその競技に関して分からないことだらけで最初からできないに決まっています。その1年生に雑用だけやらせたり下手くそ呼ばわりしていたら部活を簡単にやめてしまいます。そんな部活にいたいと思う人はどんどん減っていくでしょう。

 今自分が部長を務めている部活では上下関係を作らないという雰囲気を集団として作れていると思います。4年生の意見だけに従うことはなく、1年生も4年生も同じ練習を一緒にやって高め合っています。私は一応部長ですが自分でも部長だと思えないぐらい後輩にちょっかい出されたり笑われたりします。そのぐらいがちょうどいいです。

 部員一人一人を変えることは出来ないですが、集団を健全にしていくことは出来ます。それを身を持って体感しています。